Links
Archives
Sunday, April 16, 2006
地域がん診療拠点病院
指定一覧
国がんによる支援ページ
日本がん情報センター設置構想(JCIC)
神奈川県立がんセンター
筑波メディカルセンター
星ヶ丘厚生年金病院
資料
厚生労働省・「がん対策情報センター（仮称）」業務の業務・システム見直し方針の概要
05/01/20 がん医療水準均てん化の推進に関する検討会第４回議事録
朝日新聞2006.4.6記事
社会保障ニュース
某ブログ
国がんによる支援ページ
日本がん情報センター設置構想(JCIC)
神奈川県立がんセンター
筑波メディカルセンター
星ヶ丘厚生年金病院
資料
厚生労働省・「がん対策情報センター（仮称）」業務の業務・システム見直し方針の概要
05/01/20 がん医療水準均てん化の推進に関する検討会第４回議事録
朝日新聞2006.4.6記事
社会保障ニュース
某ブログ
Monday, April 10, 2006
肺野結節おさらい
Solitary Pulmonary Nodule
Radiology 239:34-9, 2006.
神戸
検査についてLikelihood Ratio尤度比が意味するところは疾患の無い人に比べて疾患のある人において陽性の結果が何倍得られやすいかということを表す。すなわち、疾患のある群における検査結果陽性の確率を疾患の無い群における検査結果陽性の確率で割り算した値である。言い換えると陽性率を偽陽性率で割り算した値である。
同様に陰性の結果が疾患のある人に比べて疾患の無い人で何倍得られやすいかも算出することが出来る。つまり、陰性率を偽陰性率で割り算した値である。
表2：Likelihood RatioとSensitivity/Specificity
疾患あり 疾患無し
検査結果陽性 a人 b人
検査結果陰性 c人 d人
Likelihood Ratio of a Positive Test = [a/(a + c)] / [b/(b + d)]
Likelihood Ratio of a Negative Test =[d/(b + d)]/ [c/(a + c)]
Sensitivity = a/(a + c) x 100 (%) False negative rate = c/(a + c) x 100 (%)
Specificity = d/(b + d) x 100 (%) False positive rate = b/(b + d) x 100 (%)
100 - Sensitivity = False negative rate
Hierarchy of Likelihood Ratios for Malignancy
Cavity wall thickness (mm)
>16 37.97
>4-16 0.72
<4 0.07
Size
>3.0 5.23
2.1-3.1 3.67
1.1-2.0 0.74
≦1.0 0.52
PET SUV
>2.5 4.30
≦2.5 0.04
Age
>70 4.16
50-70 1.90
30-39 0.24
20-29 0.05
Growth Rate (d)
>465 0.01
7-465 3.4
≦7 0
Enhancement (HU)
>15 2.32
≦15 0.04
irregular spiculated 5.54
History of malignancy 4.95
Current Smoker 2.27
Never smoked 0.19
Indeterminate calc 2.20
Upper and/or middlelobe 1.22
Smooth nodule 0.30
Benign calc 0.01
Size
90% の孤立性肺野結節は前回のCXRでも認められたという。＞可能ならば前回との比較を。
Location
右の肺癌は左より１．５倍多く、70%の肺癌は上葉。IPFでは線維化の強い下葉が多い。
Internal attenuation
石灰化：3cmで層状・中心性・ポップコーン型・びまん性なら良性（悪性腫瘍の既往の人、spiculaある結節を除く）
9mm以下のSPNは殆どCXRでは見えないので、逆に言うとそのサイズで認められる結節は石灰化している。
カルチノイド・骨肉腫・軟骨肉腫では一部あるいは全体が強く石灰化 density を示しうる。
脂肪：砂粒状の石灰化は大腸癌、卵巣癌などムチン含有の腫瘤で認められうる。
脂肪は過誤腫の50%でシンスライスにて観察される。脂肪を含む転移としては脂肪肉腫、腎細胞癌。
GGO:GGOの34%は悪性、1.5cm 以上・円形の結節ではさらに可能性が高まる。
mixed GGOの40-50%が悪性、中心solid ならより可能性が高まる。
気管支透亮像：30%が悪性
空洞：空洞壁16mm以上では84-95%悪性、4mm以下では95%が良性。ただし Overlap 多いのであまり当てにならない。
造影効果：15HU以下は PPV99%で良性
PET：1cm以下、カルチノイド・BACでは偽陰性になりやすい。1cm 以上の結節の評価には良い。
ベイジアン：http://www.chestx-ray.com.
Radiology 239:34-9, 2006.
神戸
検査についてLikelihood Ratio尤度比が意味するところは疾患の無い人に比べて疾患のある人において陽性の結果が何倍得られやすいかということを表す。すなわち、疾患のある群における検査結果陽性の確率を疾患の無い群における検査結果陽性の確率で割り算した値である。言い換えると陽性率を偽陽性率で割り算した値である。
同様に陰性の結果が疾患のある人に比べて疾患の無い人で何倍得られやすいかも算出することが出来る。つまり、陰性率を偽陰性率で割り算した値である。
表2：Likelihood RatioとSensitivity/Specificity
疾患あり 疾患無し
検査結果陽性 a人 b人
検査結果陰性 c人 d人
Likelihood Ratio of a Positive Test = [a/(a + c)] / [b/(b + d)]
Likelihood Ratio of a Negative Test =[d/(b + d)]/ [c/(a + c)]
Sensitivity = a/(a + c) x 100 (%) False negative rate = c/(a + c) x 100 (%)
Specificity = d/(b + d) x 100 (%) False positive rate = b/(b + d) x 100 (%)
100 - Sensitivity = False negative rate
Hierarchy of Likelihood Ratios for Malignancy
Cavity wall thickness (mm)
>16 37.97
>4-16 0.72
<4 0.07
Size
>3.0 5.23
2.1-3.1 3.67
1.1-2.0 0.74
≦1.0 0.52
PET SUV
>2.5 4.30
≦2.5 0.04
Age
>70 4.16
50-70 1.90
30-39 0.24
20-29 0.05
Growth Rate (d)
>465 0.01
7-465 3.4
≦7 0
Enhancement (HU)
>15 2.32
≦15 0.04
irregular spiculated 5.54
History of malignancy 4.95
Current Smoker 2.27
Never smoked 0.19
Indeterminate calc 2.20
Upper and/or middlelobe 1.22
Smooth nodule 0.30
Benign calc 0.01
Size
90% の孤立性肺野結節は前回のCXRでも認められたという。＞可能ならば前回との比較を。
Location
右の肺癌は左より１．５倍多く、70%の肺癌は上葉。IPFでは線維化の強い下葉が多い。
Internal attenuation
石灰化：3cmで層状・中心性・ポップコーン型・びまん性なら良性（悪性腫瘍の既往の人、spiculaある結節を除く）
9mm以下のSPNは殆どCXRでは見えないので、逆に言うとそのサイズで認められる結節は石灰化している。
カルチノイド・骨肉腫・軟骨肉腫では一部あるいは全体が強く石灰化 density を示しうる。
脂肪：砂粒状の石灰化は大腸癌、卵巣癌などムチン含有の腫瘤で認められうる。
脂肪は過誤腫の50%でシンスライスにて観察される。脂肪を含む転移としては脂肪肉腫、腎細胞癌。
GGO:GGOの34%は悪性、1.5cm 以上・円形の結節ではさらに可能性が高まる。
mixed GGOの40-50%が悪性、中心solid ならより可能性が高まる。
気管支透亮像：30%が悪性
空洞：空洞壁16mm以上では84-95%悪性、4mm以下では95%が良性。ただし Overlap 多いのであまり当てにならない。
造影効果：15HU以下は PPV99%で良性
PET：1cm以下、カルチノイド・BACでは偽陰性になりやすい。1cm 以上の結節の評価には良い。
ベイジアン：http://www.chestx-ray.com.
